不動産売却を考えたときにまずやりたいこと

不動産を売却したい、と考えたとき、まず何を行うべきなのでしょうか。

不動産を売却するときには、やることが沢山あります。売却を仲介してくれる業者も探さなくてはなりませんし、査定を依頼して、売却価格を決めるということも行っていかなくてはなりません。

その中で、最も優先して手を付けたいのは、実は家の中の掃除と片付けです。

もちろん、普段からキレイに掃除をしてあり、片付けも特に捨てるものがない……という場合は別ですが、家の中にはある程度の汚れとモノが溜まっているのがむしろ普通でしょう。
これをきれいに整えたり、片付けるには膨大な時間が必要になりますが、不動産の業者に電話をかけると、数日から1週間程度ですぐに査定の担当者が自宅に訪れます。
そのときに、家の中の状態が、少なくとも査定担当者に好印象を与えるレベルを最低限確保しましょう。

査定担当者の心証は当然、査定金額にも影響していくものですし、いずれにしても不動産業者と仲介契約を結べば、いくらもしないうちに内覧の購入希望者が訪れることは必至です。
そのときまでに、少なくとも「きれいにしている」という印象を確保しないと、折角の購入希望者を逃してしまうことにもなりかねません。
ギリギリになってから、焦って片付けをすることのないよう、また散らかった印象のまま内覧の方を迎えるようなことがないよう、売却を漠然と考えるようになったら、まず家の中のモノを減らし、整理整頓された印象の部屋にすることを心がけましょう。

また、並行して行いたいのが、その地域の不動産の、価格相場調査です。
不動産価格にも相場があり、これを全く知らないまま不動産査定に臨んでしまうと、不当に低い価格での売却を提案されてしまうこともあります。
不動産価格を調べるには、過去数年の間に近隣の、似たような条件の物件が、どれくらいの価格で販売されたのかを調査します。
これはインターネットで検索すれば、たいてい出てきます。たとえば「goo住宅・不動産」といったようなサイトで調べることができます。
また、現在、周辺地域で配布されている不動産のチラシなどを注意して見れば、近くの物件が売りに出されていることもありますので、非常に良い参考になるでしょう。

実際、売却を担当する不動産業者も、周辺の物件が過去にどのくらいの価格で売れているのか、現在はどれくらいの価格で競合の物件が売りに出されているのか、ということを大きな参考にしています。
見積もり依頼を出す前に、自分でも是非予備知識として、その地域の不動産の価格を知っておきましょう。


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