不動産売却の前にやっておけばよかったこと

不動産を売りませんか? 買わせてください!

こんなチラシは、よくポストに入っています。頻度もそれなりに高く、いかにも物件を探していて、すぐに売れてしまいそうですよね。
でも、ちょっと待って!
不動産を売る! と決めて、すぐに業者に電話をかけて、見積もりを依頼してしまうと、後になってから「あー……これだけはやってから、電話をすればよかったな」なんて思うことも出てきます。
今回は、そんな、「査定の前にやっておいたらよかったなあ……」と後から思いがちなことをご紹介します。

1.物件の書類を確認してみましょう

まずは物件に関連する書類を確認してみましょう。どのような書類があるでしょうか・
・登記簿謄本
・固定資産税課税明細書
この2つは基本中の基本となる書類です。登記簿謄本は、当然取ってあると思いますが、固定資産税の明細書については、税金の金額はもちろん、土地や建物の評価額も記されていますので、売却の際の物件価値の目安となるのです。
この価格は、不動産の売却価格になるわけではありませんが、目安のひとつとして提示することができれば良いでしょう。

それから、もしもその物件を中古で購入したような場合には、そのときに売主や、不動産業者から受け取った「重要事項説明書」があるでしょう。もし手元にあるようなら、用意しておきましょう。

2.転居のために必要な金額を概算する

もしも、あなたが不動産売却に、転居を伴うようでしたら、それに関連する費用をみておく必要があります。もちろん、新居に関連する費用や、今所持している物件にローンが残っているなら、これを返済することも視野に入れなくてはなりませんね。
これらの金額は、物件の売却金額を決めるときに参考にすべき価格と言えるでしょう。
ちなみに、物件を売るときでも、あなたが転居を完了している必要はありません。物件の売却手続きとともに、引き渡しの時期は買い主と協議して決めることができるのです。ですので、転居の費用はまだ決まっていないものかもしれませんが、ある程度、どのくらい、と目安をつけておくに越したことはありません。引っ越し業者の見積もりを取るのも良いでしょう。

3.ある程度の掃除をする

物件を売却することになると、査定、そして内覧と、外部の人が家の中に入ってきます。売ってしまうのですから、今更掃除するのは面倒かもしれませんが、家がきれいになっているのと、そうでないのとでは、印象が全く違うため、査定の金額や、「売れるか売れないか」という根本的なところに影響してしまう可能性もあるのです。
自分にも自分の生活があるので、家の掃除とひとくちに言っても、相当の時間がかかります。引っ越しを控えている人が多いと思いますので、そのときのための荷物を少しずつ減らす意味でも、掃除は早めに取りかかりましょう。
また、忘れてはいけないのが家の外の掃除です。家の外は住んでいても忘れがちな部分。過度の汚れや破損箇所、置きっぱなしのごみなどは処分しておきましょう。


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