不動産売却の価格はここで決まる

これから、不動産を売却しよう……と考えているなら、不動産の価格が一体どこで決まっているのか、ということをある程度知って置いて損はありません。
いくつかの、価格を決めるポイントがありますので、ご紹介してまいります。

不動産とひとくちに言っても、色々な種類がありますよね。土地かもしれませんし、あるいは家かも。家といっても戸建てと、集合住宅とがあります。

戸建てと集合住宅に共通している事項としては、その不動産が存在している地域が、不動産価格に影響を与えるということです。中でも、駅からの距離は価格を上下させやすい要素のひとつ。駅からアクセスしやすい距離であれば、当然価格は上がりやすくなります。
ただ、駅からの距離は近隣の物件も全く変わりませんから、近隣に類似物件の売り出しがあるようでしたら、価格差が大きくならないようにすることが大切です。

次に、築年数、およびリフォーム履歴が、物件の価格に影響を与えます。戸建てにしろ集合住宅にしろ、築年数が経過していれば自然と物件の価値は下がっていきます。内装も傷などが目立つようになり、買い手としても古びた物件よりは、新しい物件を……と希望する人が多いでしょう。但し、近々にリフォームをしている、築年数は経過しているが内装はきれいになっている……といった利点があれば別です。築年数が経過していても、内装や水回りが新しくなっていることで、物件の価値は多少上昇します。不動産を売却するためにリフォームをする、というのも珍しくないでしょう。

戸建て物件にも言えることですが、集合住宅の場合は特に、庭があるかどうかがポイントとなることも。集合住宅でも庭付きの物件、つまり1階の物件を求めている人は、ガーデニングをしたいと考えている人が多いのです。庭があると、その地域の他の集合住宅物件に比べて、やや価値は高まる傾向です。戸建ての場合も、庭で何かをしたい人は多いですが、必ずしもガーデニングではないですし、庭の手入れを考えると必ずしも広い庭がプラスになるとは限りません。よって、庭のあるなしは、戸建てよりも集合住宅の価格に影響を与えると言えます。

集合住宅の場合、忘れてはならないのが、エレベーターの有無です。物件・建物の階数が高くなるほど、エレベーターが無ければその価値はマイナスと評価されることがあります。エレベーターが無い建物でも、物件が1階であればほとんど問題はありません。エレベーターが無く、3階や4階の物件ならば、多少価格に影響してくることが考えられるでしょう。

不動産の価格は、不動産業者も、近隣の、類似した物件が、近年にどのくらいの価格で売却された実績があるか……ということを大きな参考にしています。
不動産の査定を依頼する前に、近隣に今売り出されている物件があるかどうか、過去にはどれくらいの価格で販売されていたのか、簡単にでも調べてみると大きな参考になるでしょう。


PAGE TOP